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森本さんの一周忌に一言 [森本喜久男さんとの内緒の話]

森本さんのメルマガがまだ送られてきます。あとを継いだ人がいるからです。でも、冷たいようですが、このままでは3年ももたないでしょう。

私は森本さんとは「付かず離れず」の関係を保ってきました。本人にも面と向かってそう言っていました。おかげで、それ以後少々冷たくされましたが。でも、基本的に森本さんは度量の広い、ビジネス面では先を見越した人ですから、露骨な嫌悪感は示しませんでした。染めの実習の会を初めてやると聞いて、場違いな気持ちを持ちながら参加したのも、彼の度量の広さがあったからです。もちろん、もうこれが最後かと思ったこともありますが。

ぼうこう癌の積極治療も受けずに、怪しい水を飲んでいた森本さんに、「そんなバカな真似はやめろ!」と言うべきだったかも知れません。でも、彼は人の忠告なんかまったく聞かない人です(と私は思っています)。代わりに私が言ったのは、「日本庭園ができたら教えてください」でした。

あなたは、私が何を言っているかわからないでしょうね。実はその話の前に、いろいろ森本さんと話をしていて、彼が「僕は死ぬ前に伝統の森に日本庭園を作りたい」と言ったからなのです。この話を聞いた人は何人もいるでしょうが、私のようなことを言った人は一人もいなかったでしょうね。その場にいた、後継の彼女も多分覚えていることでしょう。そして、私がいなくなってから、あいつはなんてひどいやつだと、森本さんと語り合ったかも知れません。

さて、私がそう言ったときの森本さんの言葉をしっかりとは覚えていないのですが、「連絡なんかしませんよ。僕はまだ死にたくないから」みたいな言葉だったと記憶しています。実は、もっと苛烈な言葉(馬鹿野郎!みたいな)が返ってくると思っていましたから、少々意外でした。そして、思いました。やっぱり、もう長くないほど進行しているんだな、と。ちょっと寂しかったですね。怒る気力さえ失われていることが分かったからです。

私なんかより森本さんともっとずっと深い関係(変な意味でないにしても)にあった人は山ほどいるでしょう。出資者の私のメールに返事もよこさない映画監督も随分親しそうにしていました。その人たちは、森本さんに病気の養生についてなんと言っていたのでしょう。言っても仕方ないことですが。

「それで、お前は何を言いたいんだ」、などと絡まないでください。一周忌に思い出話をしているだけです。「人は死ねばゴミ」と言った昔の検事総長がいましたが、森本さんも生前それに近い考えを語っていました。当たり前のことですから。

森本さんが自分の夢とシェムリアップ(近郊)の人たちと、タイなどから招いたお婆たちとで頑張ったプロジェクトは終わりました。引き継ぐのは、現地の人たちです。3年後(後2年ですね)が楽しみです。伝統の森が跡かたもなくなっていても森本さんは悲しがらないと思います。そういう話もずっと以前にしていました。未来は若い彼女たちの選択次第ですから。


(PS)一つだけ、アドバイスですが(森本さんも言い残しているでしょうが)、王室との関係は何としても維持すべきです。森本さん自身、それによって随分危地を救われていましたから。

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