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ある若者の<カンボジア>シェムリアップ訪問記 1 [シェムリアップ訪問記]

 おはようございます。「愛しのシェムリアップ」という看板を掲げていても、連続して記事を書くことができず、テロ講演会などの広告ばかりしています。この状況に焦燥感を持っていたのですが、少し前に友人(対人地雷問題の活動で知り合った人です)からある介護士の若者の書いたシェムリアップ訪問記が送られてきました。これはある公害問題の活動紙に2016年に掲載されたものです。

 読んでみると、内容がとても生き生きしていて好感を持ちました。出会った人とのやり取りに感銘を受けました。もちろん、役に立つ情報もあります。転載の可否を友人にお尋ねしたところ、本人の了解もあると思われる肯定的なお返事だったので、今後数回に渡ってこのブログに転載します。気軽にお楽しみください。

なお、彼の訪問記はかなり長いので、私がブログ記事用に適当に区切りました。人名はすでに公的に知られている人物を除き、プライバシー保護の観点からすべてイニシャルにしました。また、読みやすくするために、行間をところどころ空けました。その他の表現の改変は一切していません。では、どうぞ。


<カンボジア>シェムリアップ訪問記 (1)

しらみつぶしにアジアを短期間ではあるが訪問し、今回で15ヶ国目を数える。

iPhoneの地図を眺め、選んだ国はカンボジア。15ヶ国目にもなるのになぜ割と近場で治安もよく行きやすいカンボジアに今まで行かなかったかは理由がある。

中学時代、同級生が地雷撤去の為の募金活動を当時行っており、集まったお金をH先生が毎年アキ・ラーの地雷博物館に10万円ずつ届けていた。
そのことは当然僕も知っており一緒に行く機会がいつかあると漠然と想像していたから、あえてとっておいたのだ。
しかしアジアで短期間で次に行ける国がもうカンボジアぐらいしか残されていなかった。

地図を眺めながら早速行き先をカンボジアのシェムリアップに決めた。

その数日後、先生と会う機会があったので報告した。
「今度、カンボジアに行こうと思います。」
「じゃあ10万円をアキ・ラーの地雷博物館に届けてきてくれる?」
「え、あ、はい!」

こうして10万円を預かり、僕はカンボジアに飛んだ。
バッグパックの中の荷物は2日分ほどの衣類と歯ブラシと歯磨き粉、そして預かった10万円。シャンプーボディーソープなんかいらない。

セントレアまでの電車の中、今回はどんな旅行になるだろう?そんなことを考えながら外を眺めていた。正直そこまで大きいことが起こったことはない。その国のルールさえ守れば大丈夫だ。カンボジアでは子どもの頭を撫でてはいけないと言われている。そういったその国のルールを事前に調べることで自分の行動の背筋をいつも伸ばしている。

今回はバンコク経由。セントレアを10時10分に飛び立った。
13時55分、バンコクのスワンナプーム国際空港に到着。

シェムリアップ行きの便までしばらく時間がある。飲食店に入った。
タイ料理を食べていると僕のテーブルの目の前に日本人女性が連れてこられた。話しかけてみた。
女性はどうやらニュージーランドにワーキングホリデーに行くらしい。その為に1年間みっちり英語勉強してきたと言っている。
年齢は28歳。明るくてハキハキした女性だ。終始楽しく会話は続いた。

しかし女性はこんなことも言った。
「日本はもういい。できればこのままニュージーランドに永住できればと思っている
日本で何かあったのか、なかったのかはわからないが、あえて何かあったのか聞くことでもない。楽しく続いた会話に水を差したくない。
「そうなんですね、いいなぁ、きっと楽しいですよニュージーランド!」
僕には珍しく明るく返事した。

日本て住みにくいのかなぁ?
日本の経済力とか先進性なんて本当はなんの価値もないのか?女性が去った後そんなことを思っていた。

17時50分、スワンナプーム国際空港を後にする。
18時45分、シェムリアップ国際空港に到着。


<続く>

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